二次平成27年事例Ⅰ(一回目)64点

設問の流れがつかめない。
第1問:市場分析
第2問:事業の子会社移管の理由
第3問:事業拡大のリスク
第4問:成果主義のデメリット
第5問:製造→サービスへの事業拡大の留意点
64点


  • 第1問 スポーツ用品事業の市場特性は?

スポーツ用品市場には、
①人気や流行、経済的な余力といった外部環境によって市場が変動しやすい
②参入障壁が低く、高度な技術で差別化を図らないと安価な海外製品に代替えされ易い
といった特徴がある。

  • 第2問 新しい分野のプラスチック成形事業を関連会社を設立し移管している理由は?

理由は、既存事業とは技術難度や考え方が異なるため、
独自の組織風土の醸成を図り、再起をかけたビジネスという意識を浸透させる、
責任権限の明確化を図り収益の向上を狙う、
意思決定の迅速化を図り、外部環境の変化に対応する、ためである。

  • 第3問 関連会社を含めた企業グループで、プラスチック製容器製造事業の売上が60%を占めるようになった、今後の経営にどのような課題を生み出す可能性があるか?

他事業を伸ばし、特定事業への依存から脱却し、経営リスクを回避すること
利益率の改善
全社的な目的意識を統一し、事業間でのセクショナリズムやモラール低下を抑制すること
が課題となる可能性がある。

  • 第4問 成果主義に基づく賃金制度をあえて導入しない理由は?

理由は、
事業によって売上規模など事業特性が異なり、業務担当によって不公平感が生じるため
②短期志向になりやすく、協調性が失われるため
③A社は正社員が多く、ベテラン社員の士気を下げるため。

  • 第5問 A社はスポーツ関連製品の製造・販売だけでなく、体力測定診断プログラムや認知症予防ツールなどのサービス事業も手がけている。サービス事業をさらに拡大させて行くうえで、どのような点に留意して、組織文化の変化や人材教育を進めていくべきか?

組織文化面では、大学など外部連携を促進するとともに、シニア向け事業で培った知識や経験を社内共有組織を活性化させる。
育成面では、研修や事業提案制度を導入して、能力とモラールを高め収益性を高める