二次平成29年事例Ⅲ(一回目)70点

生産計画ができていない。
マニュアル標準化ができていない。
多能工化ができていない。
下請け依存。
新製品開発が必要。
課題はたくさん見つかるけれど、何問目に答えればよいのか・・・。
設問を見ても答案の組み立てうまくできない。
70点


  • 第1問 CNC木工加工機の生産販売を進めるために検討すべき生産管理上の課題とその対策を述べよ

課題は、①機械加工班と製缶板金班の連携強化、②組立工程に対応した生産体制の構築である
対策は、①定例会議等の実施で作業者間の連携を促進する事、②全社的な生産計画を立案し、生産統制を実施する事
CNC制御装置の外注管理を徹底する事、④検査工程の専任担当を配置する事、である。

  • 第2問 現在の生産業務を整備して生産能力を向上させ、余力をCNC木工加工機の生産に充てたい。実現のための課題と対策は?

課題は、①技術情報の共有による専任体制の是正、②繰り返し受注生産や顧客対応の効率化である
対策は、①技術情報の標準化、マニュアル化OJTによる多能工化、②CADによる加工情報のDB化顧客対応窓口設置による顧客対応一元化である

  • 第3問 CNC木工加工機の受注拡大を考えている。展示会での成功を参考に潜在顧客を獲得するためのホームページ活用方法、潜在顧客を受注に結びつけるための社内対応策を述べよ

ホームページ活用方法は、
①CNC木工加工機の実演動画の掲載
展示会で受けた質問事項のQA集の掲載
問い合わせページの開設
により加工精度・操作性・メンテナンスの容易性を訴求する
社内対応策は、
①ホームページからの問い合わせに対応する窓口を設置
社内教育による顧客対応力の強化
により営業体制を強化して受注に繋げる

  • 第4問 大きな設備投資や人員増をせず、CNC木工加工機事業を進めたい。実現のために製品やサービスについてどのような方策が考えられるか?

方策は、製品面で①顧客の改良ニーズを収集し、汎用性と操作性の高い新製品開発や製品改良を行うこと
IT技能を活用し、生産性向上を図ることである
サービス面では、①メンテナンス等のアフターサービスを設けること、
②プログラム作成サービスを実施することである。
以上により事業の高付加価値化を図る。