二次令和元年事例Ⅲ(二回目)67点

強み→新たな受託生産→新工場のあり方→今後の戦略(強み✕機会)
3-2の生産管理上の検討事項が、生産計画と生産統制に分けて考えたが、
生産計画は、工程管理、負荷管理、現品管理しか思いつかず、
生産統制は、何を書けばよいかわからなかった。
生産計画(日程計画、工程計画、負荷計画)生産統制(進捗管理、余力管理、現品管理)
一回目:40点
二回目:67点


第1問 強み
強みは、
熱処理専業企業として設備を保有し、特殊な技術を蓄積
②機械加工、設計部門を設置し一貫生産体制があり
技能士資格を持つ従業員により品質が保持されていること。

第2問 X社からの機械加工の受託生産に応じる場合の生産面での効果とリスク
効果は、
①量産機械加工導入によるノウハウ獲得と量産体制構築
②生産量倍増による稼働率向上である
リスクは、
加工能力不足による現場の混乱や納期遅延の発生、
②X社向け生産量増加で依存度が高まることである。

第3問 新規受託生産の実現に向けて
(1) 生産性を高める量産加工のための新工場のあり方について述べよ。
①作業の標準化や教育により多能工を進め
SLPにより、機能別レイアウトを維持し熱処理部門と機械加工部門を同じ建物に配置するなど最適なレイアウトを設計し、
最適な設備としてマシニングセンタを導入し、
生産性を高め、X社以外の受注も獲得する。

(2) 外注かんばんを使った後工程引取方式の構築と運用を進めるために、これまで受注ロット生産体制であったC社では生産管理上どのような検討が必要か?
①生産計画面では、機械加工部と熱処理部の計画を統合し、全体を管理する。また、月毎に作成している日程計画の立案頻度を増やす。
②生産統制面では、材料調達の時期や発注量を見直して現品管理し、情報共有を徹底して進捗・余力管理を実施。
以上で、生産リードタイムを短縮し後工程引取方式に対応する。

第4問 新工場が稼働した後のC社の戦略を述べよ。
戦略は、量産機械加工体制を強化するとともに、作業の標準化により生産性を高め、新規顧客獲得のために営業部を新設して高度な熱処理技術一貫生産体制保有する強みを訴求する。
これにより高付加価値化、売上増加とX社依存リスクの回避を図る。