二次平成30年事例Ⅲ(二回目)49点

与件分からキーワードが抜き出せない。
第1問は、強みと機会を書けば良いだろう
 →技術力だけでなくノウハウ蓄積も強み
第2問は、作業分析だが、昼休みの機械のまち、待ち時間が多い。段取り時間が長い。を指摘か。
 →段取り時間が長いこと、シングル段取り化の改善策が書けていない
第3問は、過大在庫しか指摘できていない。
 →生産ロットサイズを受注量より大きく策定していること、在庫を考慮せずに生産していることが問題点
 →受注量を考慮し、計画を短サイクル化する。在庫基準を明確化することが改善策

第4問は、金型の統一コードと置き場を決めるくらいしか書けていない。
 →具体的な手法である5SやSLPを書く、生産管理のコンピュータ化を行い段取り時間短縮を図る。といった効果も書く
第5問は、強みを生かして営業強化ぐらいしか書けていない。
 →立地環境では、中小企業と連携し共同開発
 →経営資源では、技術力や一貫体制、資格取得
 →今後の戦略では、高付加価値化、差別化、短納期化、コスト削減、工程短縮、がキーワード
1回目:47点
2回目:49点


第1問 顧客企業の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、業績維持の理由を述べよ。
理由は、
設計部門等新設し一貫生産体制構築、
OJT等通じ加工技術力強化、
歩留まり向上コスト低減ノウハウ蓄積
④工業団地での共同受注等で経営難を乗り越えたため。

第2問 成形加工にかかわる作業内容(図2)を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を述べよ。
問題点は、
①作業者の昼休みに機械が停止して待ち時間が長い
金型を探す時間が長く段取り時間が長いこと
改善策は、
①待ち時間短縮のため、成形機2から加工して、昼休みも稼働させる。
②金型置き場の改善のため、5Sを徹底し、段取りをシングル段取りとすること。

第3問 C社の生産計画策定方法と製品在庫数量の推移(図1)を分析して、C社の生産計画上の問題点とその改善策を述べよ。
問題点は、
①効率優先により受注量より計画が大きく
在庫料を考慮せずに週次計画していることで、在庫が課題な点である。
改善策は、
在庫料を踏まえ全製品を受注量に応じて計画し、
②短サイクルで適時見直すことで計画の適正化在庫コストを削減すること。

第4問 生産管理のコンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を述べよ。
事前に整備すべき内容は、
①金型に社内統一の識別コードを付与し、
②金型の置き場を固定し、
③使用材料の納品一を固定すること。
これらのマニュアルを作成し、作業者や納品業者に周知した上でデータベース化して一元管理を行い、段取り作業時間短縮を図る。

第5問 C社が立地環境や経営資源を生かして付加価値を高めるための今後の戦略について助言せよ。
戦略は、
工業団地の中小企業と連携し、共同開発を行い、C社のインサート成形技術や金型から成形までの一貫生産体制を活用した製品を開発する。
ニーズであるコスト削減、短納期、工程短縮、小ロットに対応できることを顧客企業に訴求し、高付加価値化を図る。