二次令和2年事例Ⅰ(二回目)75点

経営ビジョン→経営継承→システム化→直販のための教育→グループの人事制度
直販のための教育については、与件文に参考になる文章が見当たらない。

第1問 
(1) 経営権獲得の際に描いていた経営ビジョンは?
描いたビジョンは、
①老舗ブランドとグループの飲食業・旅館業とのシナジー効果を発揮し、インバウンドブームを取り込み、
②孫であるA社長を後継者として育成うぃ、企業グループの成長地域活性化を実現する。
(2) 買収にあたって、前の経営者と雇用契約を結んだり、ベテラン従業員を引き受けたりした理由は何か?
理由は、ベテラン従業員や前経営者から、酒造りや経営のノウハウを獲得するため。
また、雇用責任を果たし従業員の士気向上を図り、取引先との関係を維持することで、友好的かつ円滑事業継承を成功させるため。
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第2問
手順は、
①ベテラン事務員からOJTにより複雑な事務作業と取引先に関する情報を受け継ぎ、
②それらを標準化、DB化し、
社員教育を行うことで全社的に情報を共有し、業務の効率化と属人化からの脱却を図った。

第3問 従来のルートセールスに加えて直販方式を取り入れて売上伸張に貢献してきた。その時、部下の営業担当にどのような能力を伸ばすことを求めたか?
求めた能力は、
①直販による新しい顧客のニーズを把握する力
②把握したニーズを杜氏や蔵人に伝え商品開発に生かすコミュニケーション力、
顧客に自社商品の魅力を伝え売上伸張するための営業力である。

第4問
留意点は、
①公平な評価制度の確立、
成果主義の導入の検討
③多様な従業員の適正配置、
社員教育権限委譲による育成
等により、前近代的人事管理から脱却し、グループ全体の士気向上と組織活性化を図ることである。