二次平成24年事例Ⅳ(一回目)50点

いつもと違う出題。
第一問にあり減価償却費と借入金の利子って今期に反映でいいんだっけ?
ここいつも思うが、設備取得日(設備利用開始日)や借入日が記載されていないので、いつから減価償却が始まるのか、利息支払いが開始されるのかがわからない。
皆どうやって判断しているのだろう???
1-2は、わざわざB/Sを参照するように書いてあるので、収益性の判断をB/S使って行う必要があるようだが、どうやるんだろう?
1-3は、NPVなのでCFを計算するんだろう。が、経常利益マイナスなのにどうやるの、営業利益でやるのかな?
3-1は、オーナー夫妻の給与が不要とわざわざ書いてあるのだが、どう処理するのやら、とりあえず負債から引いとくかな。
50点


第1問
(1) 改修工事の結果、初年度と2年目の予想PLを作成せよ
売上以外計算間違いしている。
売上原価や変動販管費の計算を客単価で計算せずに、今年度の売上比率で計算してしまったため。
なぜ駄目なのか、売上は客単価と宿泊者数によって変動するが、売上原価の客単価は変わらず宿泊者数のみによって変動するから、売上の変動費率で売上原価を計算すると間違いである。
(2)
(3)
NPVは正なので投資すべき

第2問
難しすぎるので略

第3問 
(1) FCF/WACC
税引前営業利益 = ▲13,490 + 16,000 = 2,510千円
FCF = 税引前営業利益 ×( 1 - 法人税率 )+ 減価償却費 = 2,510千円 ×( 1 - 40% )+ 25,400千円 = 26,906千円
加重平均資本コスト(WACC) = 458,300千円 ÷ 572,875千円 × 4%( 1 - 40% )+ 114,575千円 ÷ 572,875千円 × 5% = 2.92%

企業価値 = FCF ÷ 加重平均資本コスト(WACC) = 26,906千円 ÷ 0.0292 = 921438.356… ≒ 921,438千円(千円未満は四捨五入)

(2) 事業継承先はどのような相手が考えられるか?また、その際の留意点も述べよ
継承先として、
①同じ温泉地の周辺旅館
②D旅館の従業員
③取引先の旅行代理店
留意点は、
細やかなサービスや地元の食材を用いた創作料理などの強みを維持すること
②様々な企業価値の算定方法で算出した適正な価格、かつ従業員を継続雇用するなどの契約内容で売却すること
③経営ノウハウを持ち、かつD旅館と共通点がある企業文化を持つ相手に売却すること
④取引先、顧客への配慮を行うこと。