二次平成26年事例Ⅰ(一回目)43点

経営環境の変化

主力製品が育たない理由

安定成長後の新たな課題

劇的な良品率改善の理由

専門人材の長期的雇用するための管理施策
第3問で問われているのは組織管理上の課題であるが、
事例3のような業務プロセス改善を解答にしてしまったが・・・
43点


第1問 小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業展開するタイプの企業が増えつつある背景にはどのような経営環境の変化があるか?
経営環境の変化は、
技術革新のスピードが速まり、製品ライフサイクルが短縮化し競争が激化しているため
助成金の拡充や社外との連携強化を機会として研究開発費のねん出研究開発力の強化を行い
新技術・新製品の提案に繋げて差別化する必要が生じている事である

第2問 A社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。しかし、主力製品が育たなかった。製品ライフサイクルが短かったこと以外に考えられる理由を答えよ。
理由は、
①独自製品の開発のための関連技術の蓄積に時間を要し取引先から依頼された単発的な製品だったから、
OEM製品の良品率が低く、利益をだすために製造設備の改良を段階的に行う必要があったから、である。

第3問 新しい事業の柱ができた結果、新たな組織管理上の課題が生じた。それは、どのような課題か?
課題は、
研究開発と営業・販売の各機能を専門化するため、研究開発部門のレーザー装置販売を分離すること
助成金獲得や外部機関との連携を強化するため、管理者育成を実施し研究開発部門の組織を整備すること

第4問 近年、良品率が60%から90%へ大幅に改善している。その要因として、どのようなことが考えられるか?
要因は、
①博士号取得者の採用で研究開発力を強化し、専門知識を生かして製造設備を改良したこと
量産によるノウハウ蓄積で作業者が熟練した上、近年昇進した中途採用の課長が製造プロセスの抜本的改善を図ったこと。

第5問 A社は若干名の博士号取得者や博士号取得見込み者を採用している。採用した高度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させていくためには、どのような管理施策をとるべきか?
主体性を引き出し、研究意欲を高めるため、長期的な視点での評価制度専門知識を深める研修制度の導入など、
人事制度の充実を図る。研究プロセスには一定の裁量を与え、大学などの外部機関との自由な交流を認める