出産記録(1日目)

08:24 明石医療センターへ。警備員が4〜5人もいて駐車場へ誘導している。新しくなってからはじめて来たが、建物の外も中もきれいに変わっており驚いた。
08:30 総合窓口で受付をし、30分より案内。4階のLDR1室へ。部屋に着くや否や、慌しくサトは着替えをするように指示され、更に点滴をされる。N村さんという年配の看護士さんともう一人は、N山さんという若い方が担当者のようだ。N山さんがサトの左腕に血液検査用の採血をするが、上手くない。更にその針を利用して点滴を試みるが、うまく血管に入っていないようで、入りがよくないらしく、点滴速度が全快でも遅いと会話していた。それでも、時間が無いらしく、このまま行こうとN村さんの指示。どうも、9:00を過ぎると他の手術が入っているようで、10時間以上も後回しになってしまうようだ。それにしても、不安・・・。私は、その間、硬膜外麻酔の同意書にサインをして提出。この同意書は、事前に配り忘れていた様で、男の人が持ってきた。この人が麻酔士か?
08:45 麻酔の準備のために、慌しくサトが台車で運ばれていく。一人、LDR1室の部屋に残された。中央にベッドが一つ。その脇に、医療器具とTV、ソファがある12畳くらいのスペースだろうか?窓の外は晴天。時折、赤ちゃんの鳴き声がする。
09:20 終わったので今から迎えに言ってくると、若い看護士さん(N山さん)が部屋に伝えに来てくれた。
09:28 サトが一旦、LDR1の部屋に運ばれて来たが、台車からおろされただけで、そのまま直ぐに台車とともに歩いて診察室へ向かっていった。部屋の前まで来た人は、N村さん、N山さんともう一人、例の麻酔士らしき男(後でわかったのだが、担当のS木先生)
09:35 サトが帰ってきた。腹部超音波で、赤ちゃんの心拍数を計測。普通で130〜140、動くと150〜160くらいで元気。
10:00 再び、N山さんが来室。心拍数を見て「元気ですね」と。子宮口は、3cmくらだが、入口が柔らかくよい所見とのこと。ipodでBGMをオルゴールに。
10:15 陣痛促進剤(アトニン)を点滴。12mL/hより開始。30分毎に12mLづつ増やしていくようだ。
10:35 N村さんが準備のために何度か部屋を出入りしている。
10:40 N山さんが、状態を見に来た。無痛分娩の説明書のコピーを持ってきた。部屋の備品をチェックしている。
11:45 近くのお寿司屋さんで、8貫800円のランチ。帰りにファミマでファミチキを食べ、ニトリに寄ってコルクボードを見て、病院へ戻る。
14:00 アトニンが108mL/hになった。お腹が少し張ってきている様子だが、まだ、あまり状態は変わらないように見える。次の120mL/hでMax速度のようだ。
14:45 下腹部が痛くなってきた様で、時折苦しそう。
15:20 N村さん曰く。まだ、薬で陣痛をおこしているだけで、本当の陣痛にはなっていないとのこと。夜になると陣痛促進剤の点滴はしないらしい。
15:26 陣痛の合間にサトが診察室へ。このまま陣痛促進剤を使うか、明日に持ち越すかを決めるための検査だろう。
15:35 サトが戻ってきた。S木先生より、もう少し様子見するとのことで、今晩、自然に陣痛が来るか、明日、本格的に陣痛を促進させるかのどちらかになるとのこと。痛み止めの薬(麻酔)を硬膜外へ少し注入。
16:05 K下さんという女医さんが部屋に来た。朝、硬膜外へカテーテルを通した麻酔の先生のようだ。痛み具合や足のしびれが無いか確認している。痛みとしびれはトレードオフの関係にあるとかなんとか言っている。
16:40 陣痛促進剤の点滴が終了。その後、1時間は心拍数等を計測する分娩監視装置はつないでおくらしい。それでも、陣痛は強くなってきている様で、サトはとても苦しそうだ。
16:55 S木先生が痛み止め(麻酔)を注入。
17:15 少し苦しさも軽くなってきた様だが、それでも辛そうだ。何もしてやれない。出来るのは、手を握ってあげることだけ。はじめて来た看護士さんに、パイプ椅子を持っていかれたので、ベッドの横に座って付き添ってあげられなくなってしまった。
18:00 看護士さんが夜勤の方に交代になった。夕食が出た。
19:10 再び陣痛がひどくなった様で、看護士さんに診てもらう。順調に進んでいるらしいが先生を呼んでもらうことになった。医療器具が増え、母体の血圧、心拍数などを計測する機器が設置され、お産モードになった。
19:25 S木先生が到着。麻酔を再び注入。徐々に効いてくるとのこと。夜勤の看護士さんも名札を見るとN村さんというらしい。電話の会話から判明した。付き添って、陣痛が来るたびに、一緒に息を吐いてやることぐらいしかできない。あと、リップクリームを塗ってやることとお茶を飲ませてあげることくらい。
21:00 子宮口が9cmくらいまで開いたとのこと。1時間おきくらいにN村さん(夜)が診察をする。
21:40 出口は開いているが、赤ちゃんが横を向いているとのことで、サトを右に向かせたり、左に向かせたりと向きを変えて寝るようにとN村さんが指示。相当苦しそう。
22:45 麻酔を入れて欲しいとサト。麻酔を入れると、お産が長時間になるよとN村さん。はじめていきむ。もう、頭が触れますよと。
22:55 S木先生が来て、麻酔を4→6へ変更。これで少し楽になりますよとのこと。
23:30 陣通時のMaxの痛みは、少しましになった様だ。麻酔の効果だろう。