ボスニア・ヘルツェゴビナ戦

ドイツW杯に向けた最後のヨーロッパ組合流戦となるこの試合。私は6月にこの試合が行われるドルトムントのスタジアムに行く予定。そう、ブラジル戦を観戦する予定なのだ。さて、クロアチア戦を想定してのこの試合、結果は2-2のドロー。俊介のコーナーから高原が久々にヘディングで先制。これは、辛口でいうとキーパーのミスに助けられた。飛び出したキーパーより先に高原が競り勝ったことで得点が生まれた。俊介のボールが予想以上に曲がったのだろう。前半は、日本は中田からのロングボールが前線へボールを運ぶ唯一の切り札的。ボスニアは、中盤カットの速攻型での展開。後半となり、2点目は、中澤がPエリア内で裏をとられ、シュミレーションともいえる形でPKを与えてしまっての失点。このあたりから、サイドをスコスコやられだす。うーん。特にサントス勘弁してくれ!やられすぎ!これまた、クロスの制度が抜群なので、何度もフリーで合わされる。失点を覚悟したとき、やはり、左からのクロスにヘッドで合わされ、こぼれを押し込まれ、2点目の失点をゆるす。後半の最初までは、一進一退のかなりしまった内容だったのだが、後半10分過ぎくらいから、不穏な空気が流れ出す。パス回しの質が違う。同じパス回しでも、日本にはスピードが無いのだが、ボスニアは選手が動いてパスをまわしているため、スピーディーなのだ。ワンツーにも日本は追いつけない。ペナコで幾度もピンチを迎える。再度の一対一には負けるわ、ペナコでの競り合いに負けるわ。スピードについていけず、2列目からのフリーの選手を作られてしまう。ただ、点がとれないほどの守備力は感じないのがせめてもの救いだった。後半リードされてから、久保→柳沢、福西→稲本、小笠原→小野、高原→大黒と選手交代するも、チャンスを作れず。後半は劣勢がつづき、選手交代も大黒が2回ほどよい動きをしいたものの、決定機は少ない。最後に日本が良い流れを作るも。流石にボスニア、一人倒れて時間稼ぎ。これにはまいった。これに奮起したか、土壇場ロスタイム。俊介の左からのクロスに英にしてはめずらしいヘディングがゴール右隅に決まり2−2ドローでタイムアップ!英のヘディングは怪しかったものの、このドローはでかい!ゲルマン魂を彷彿させる、自信を持ってよいだろう。ってことで、独断の個人評価!良かったのは、英、試合の流れをよくわかっている。前半のロングボールはこれしかないというほどの判断!流石だ!それに針の穴を通すようなパス精度。一番パス成功率が高かったのではないだろうか。次に宮本、何度かピンチを救うプレーを披露した。イエローをもらったが、あれはパスカットされた中盤が悪く、削らざるをえなかった。高原も動きは、まあまあ良かったね。期待の久保は、裏をとるプレーをしていたものの、ボールを触る機会が少なく不発、左からのシュートは強烈だったのがせめてもの救い。ご勘弁は、ダントツでサントス。中途半端な位置におびき出され、よく抉られ、たまらず、体当たりでイエローカード。ほんと、ひどい。あと、中澤も4バックは苦手なのか、FWに遅れをとることしばし。俊介の動きはよくなかったが、2得点ともにその左足から繰り出される結果は、さすがに、黄金の左足だ。そんな感じで、点数評価。

川口:5.0
宮本:6.5
中澤:5.0
サントス:4.5
加持:5.5
福西:5.5
英:7.0
俊介:6.5
小笠原:5.5
久保:5.0
高原:6.5
交代メンバー:採点不可