親善試合アメリカ戦

今年になって、初めての日本代表の試合。相手は、W杯で死のE組に入っているアメリカ。私の予想は1対1だった。がしかし、ふたを開けてみると、前半は3−6−1のW杯では必須だとみられていたシステムがボロボロだった。そもそも、1対1に劣勢な日本としては、ディフェンスは動かず、中盤は数で勝負なのだ。だから今時殆どみられない3バックのシステムを日本代表のメンバーは支持するのだ。確かに結果としても、3バックの戦跡のほうが優れている。そんなこともあり、このシステムは、ものにしなくてはならなかったのだ。ところがだ、この試合は全く機能していなかった。理由は、システムではなかったのだが。。。動けていない日本と動きの良いアメリカだったので、必然的に前半シュート数1対17。この結果になったわけだ。たとえ3バックであったとしても、簡単にサイドの一対一に負け、えぐられる。はたまた、こぼれだまを拾えず、あわててカバーに行き、フリーを作ってしまう結果となり、あっという間の2失点。見ていて「あちゃ〜」なわけだ。基本的に、プレスをかけられ、ボールをとられるというのは、今の日本人選手では、仕方がない。南米バリのテクニックがある選手なんて日本にはいない。二人に囲まれりゃ誰だって取られるわな。お粗末だったのは、サポート選手やフォローの選手がいないことだった。そういうところが、動けていないということだ。後半になって、若手を投入してよくなったというが、そんなのは、アメリカが動けなくなったからに過ぎないのだよ。そりゃ、あれだけ前半に全員でプレスかけてくれば、疲れるだろう。アメリカのプレイは、日本が格上のチームを相手に戦って、結果が伴っているときのようだった。そう、日本も最後によくバテていたようにね。今のアメリカは確かに強いよ。けれど、アメリカにあれだけ好きなようにやられているようだと、F組最下位は、まぬがれない。はてさて、日本のシステムはどうするよ。カードが一枚しかない。そう、今の日本は、劇団一人状態じゃないか!

29本もシュートを打たれてしまったわけだが、巻のヘディングは、かっこよかったねえ。唯一。トホホ。