日本敗退、恐るべし韓国

今日は、職場になるわけがない。15:30からは、小型TVで日本対トルコにくぎ付けだ。結果は知っての通り、1-0で敗退したわけである。驚いたことに、スタメンは、楢崎、中田浩、宮本、松田、明神、稲本、戸田、サントス、小野、中田英、西澤だった。前半、サントス、稲本がかなり動き回っていた。特にサントスはすばらしかった。一人気を吐いていたように見えた。ところが、この両名は後半、鈴木と市川との交代となるのだ。正直言って、サントスはもう少し見てみたかった。その後さらに、市川を下げて森島を入れてみたものの、決定打を打つことなく終わってしまったのだ。ホームの利を生かし、終始、日本ペースで攻めてはいたものの、そう、ゴールネットが揺れることは無かったのである。決勝トーナメントにして、得点力不足を露呈してしまうことになった。本当に残念だった。もう、W杯が終わってしまったかのような寂しさを覚えた。ところが、この寂しさに拍車をかける出来事がその後起こるのだ。そう、韓国対イタリア戦だ!なんだ!あの根性は!ほんと、驚きの何者でもなかった。勝つための気力や泥臭さは、数時間前の日本代表には見られなかった。全くもって、同じく開催国である日本代表の試合が恥ずかしく感じられる内容を見せ付けられたのだ。選手のモチベーションだけではない。サポーターの応援も桁外れに大きいではないか。これまた、日本戦とは比べ物にならない。日本のサポーターは、ちょっと参加できる応援イベントくらいの人が大半なのではなかったろうか。韓国では、他国の試合の人気が無く、スタジアムも空席が目立っていたが、日本では、ほぼ満席だ。日本が自国の応援に希薄というわけではないだろうが、お祭り気分なのは遠からずの感があろう。それにしても、韓国のサポーターの応援にも驚かされた。延長ゴールデンゴールのアンジョンファンのヘディングなんて、サポーターの後押しやPKを外した挽回の根性シュートだったろう。マルディーニなんて、くたびれて競るどころではなかったのだから。今日の韓国の勝利は、間違いなくサポーターと選手両方の勝ちたい一身でもぎ取った勝利ではなかったかと思い、日本代表は日本サポーターにも、こんな試合をしてほしかった。試合後、さらに寂しくなった。ちょっと加えると、イタリアからしてみれば、審判に泣かされたという面もあったことは否めない事実だとは想うけれど...。それにしても、恐るべし韓国だった。