夢と金 / 西野亮廣

【評価】

★★★★★

【感想】
たとえ話を沢山使っているため、非常にわかりやすい内容である。
さすが、人にものを伝える達人の著書。

P21 お金は「お金を上手に使ってくれる人」のところに集まる
P35 「高価格帯商品」があると、より「低価格商品」が作れる
P44 「プレミアム」=「競合がいる中での最上位の体験」=「高級」
   「ラグジュアリー」=「競合がいない体験」=「夢」
P48 「プレミアム」の値段は、客が決める
   「ラグジュアリー」の値段は、売り手が決める
P52 [夢]=[認知度]ー[普及度]
P56 「ラグジュアリー」を作りたいなら、上げるのは、[認知度]
P65 「機能」ではなく、「意味(ブランド)」を売れ
   「機能」は比較されるが、「意味(ブランド)」に相場は無い
P79 「熱狂的なファン」と「富裕層」を見誤るな
P81 人間の労働力に頼ると、生み出せるお金に限界がある
P90 たくさん売ることができない現代を生きる僕らの一つの生存戦略として、「自分以外の何かに働かせる」「たくさん売らなくてもいいビジネスモデルを構築する」
P137 スマホの充電器が部屋にある「不自由のない正しいサービス」と、スマホの充電器がフロントにある「不自由がある惚れるサービス」、後者が記憶に残る
P159 顧客のファン化が大事
P162 応援シロが無いとファンは生まれない
   「応援シロ」=「目的地」ー「現在地」
P165 「目的地」と「現在地」を晒し続けろ!
P175 「ファン創造」のコストを支払ってファンを生み出せ
P187 「コミュニケーション」が最大の付加価値、コミュニケーションは不便なところに生まれる
P193 コミュニケーションがないと「顧客」は「ファン」にならないし、コミュニケーションがないとお客さん同士は繋がらない
P195 自分の商品の周辺に「不便(解きがいのある問い)」を戦略的に配置してコミュニケーションを生む
P196 お金には5つの使い方があるが、子どもが触れるのは「浪費」と「貯金」だけ
   「消費」・・・生活費
   「浪費」・・・無駄づかい
   「投資」・・・自分の未来のため
   「投機」・・・ギャンブル
   「貯金」・・・蓄える
P239 「貧乏」とは、「選択肢がない状態」
P316 人生の前半戦に努力を集中し、初戦をとれ