【評価】
★★★☆☆
【感想】
ベストセラーをダイジェストにまとめてくれたもの。
ビジネス書の目次を読んでいるような本なので、考え方を深く理解したい場合にはむかない。
第一章「戦略」
・競争戦略の本質は、競争をいかに回避し、高収益にするかである。
・戦略で考えるべきは「何をやらないか」。その相乗効果で強くなる。
●アップルパイ(=価値)をつくるときは、相手と強調する。アップルパイ(=価値)を切り分けるときは、相手と競争する。
第二章「顧客とイノベーション」
・顧客ロイヤルティを見える化し、推奨者を増やして批判者を減らせ。
・キャズム(アーリーアダプターとアーリーマジョリティの隙間)を越えるためには、①ホールプロダクト(使えるようにするための周辺機器やサービス(電気自動車の充電設備))と②アーリーマジョリティの実例の二つが必要。
第三章「企業と新規事業」
・自社商品が解決する顧客の課題は何か?
・顧客はその課題を重要で切実と思っているか?
・どのようにやればその顧客に到達できるか?
・切実な課題を持つ少数顧客を見極めた上で、唯一無二の商品を育てろ。
●日本企業は成功を一斉に真似する「1からn」の企業ばかり、「ゼロから1」にする「隠れた真実」に眠っている大きな金脈にもっと目を向けよ。
・ブレストでは主語を課題や顧客にして焦点を明確にする。
✗「AI技術で何ができるか、アイデアを出そう」
◯「来日する海外旅行者が、道に迷わないようにする方法は?」
第四章「マーケティング」
第五章「リーダーシップと組織」
第六章「人」