サブスクリプションモデル

この言葉を聞いて久しい。なんでこの言葉が世の中でトレンドになっているのか?少し考えてみた。最初、聞いたときは、月額費用のサービスモデルなんて消費者に受け入れられるのだろうか?と半信半疑だった。はやりだと思っていた。が、今となっては、確実に世の中が変わってきていると感じられる。おそらく、市場が成長した今、物質的な所有欲で満足する時代が終わりを告げているのだろう。今でも、IPADが欲しいとか、スニーカーが欲しいとか、車が欲しいとか、物欲はある。人によっては、あまり変わっていない人もいるかもしれない。ただ、世の中の平均的には、車や家を買うという人は少なくなっている。これは数字的にも確かだろう。それが高額商品だけではなく、日常品にも広がってくるのだ。それがサブスクリプションモデルなのだ。今のサービスのトレンドは、消費者からデータをとって、パーソナライズを取り入れて、新しい体験を提供するというものだ。IPADを買ったり、車を買ったりするのは、手軽に情報を取得したり、遠くに手軽に移動したりという体験を手に入れるためだ。少しは、周囲への優越感を得たいというのもあるだろうが、前者の割合の方が大きいだろう。この体験が物を所有しなくても手に入るとしたら、人は、ものを買う必要はなくなるのだ。車なんて、すでにシェアサービスを利用する人もいるだろう、自転車も街で必要な時だけ手軽に利用できるサービスもある。そう考えると、所有する必要をなくすサービスが、これからのビジネスなんだろう。お金やレジは数年後に無くなっている可能性は高い。洗濯機や冷蔵庫は10年後には無いかもしれない。家事はサブスクリプションサービスになり、5Gにより、パソコンも必要なくなる。モービルは無人で物を運び、人は移動しなくなる。そんな時代はもう目の前に来ている。