中小企業診断士実務補習を終えて

実務補習は、これからコンサルタントとして仕事をしていくための予行演習のようなものです。
15日間の予行演習を終えて、はじめて中小企業診断士として名乗ることができます。
では、中小企業診断士の二次試験合格後に中小企業診断士として名乗るためには、必ず実務補習を受ける必要があるのかというと、そういう訳ではありません。
予行演習をしなくても、実務従事(仕事として診断業務を実施するもの)を15日間実施し、診断先から証明書を発行してもらえば、実務補習に参加する必要はありません。
だた、試験に合格したばかりの人にとっては、実務従事をさせてもらえる企業とのコネクションもないため、中小企業診断士協会が世話(診断企業と指導員を準備)をしてくれる実務補習という制度があるのです。
3月と7月と9月に、5日間コースを受けましたが、製造業(こんにゃく製造)、サービス業(就労継続支援B型事業所)、建築業(管工事業)の診断報告書作成に携わりました。
経営戦略(リーダー)、プロモーション、財務と3つの役割を経験することもできました。
実務補習を終えて思うことは、やってよかったということです。
3月は、初めてでリーダーということもあり、かなり気合を入れて取り組みました。徹夜することは無かったですが、負荷も高かったです。7月、9月は、本業もそれほど忙しい時期ではなかったこともあって、負荷は高くありませんでした。3回とも、メンバーに恵まれたというのもあったでしょう。大企業メーカー、銀行、コンサル、会計士といった様々な業界の方と一緒に共同作業を行えたことも良い経験になりました。
実務補習は、1回約6万円で合計約18万円もかかります。それゆえに、民間の実務補習サービスを利用してコストを削減する方もいらっしゃいました。民間の場合、半額くらいには抑えることができるでしょう。それでも、実務補習を継続した理由は二つあります。一つ目は、どうせお金を落とすなら診断士協会に落とした方がよいと考えたから、二つ目は、指導員診断士や同期の診断士に多く出会える機会を作りたかったからです。実務補習は、試験合格から診断士登録までの最初の3年間しか経験することができません。それゆえに、15日間を終えて、少し寂しい気持ちになりましたが、あと少しで35歳からチャレンジした中小企業診断士になります。診断士業務はとてもやりがいのある仕事だと考えてます。副業で少しずつ経験を増やしていくつもりです。まだまだ、頑張るぞ!っとね。