妻に感謝

昨日、女の子を授かりました。まだ、名前は決めてませんが、真っ赤で少しおとぼけ顔をした愛らしい姿をしています。
女の子なので、パッチリ二重の母親に似て欲しかったのだけれど、どうも周りの声を聞くと私に似ているらしい。

今、徹夜明けの自宅に一人帰ってきています。偶然机の上に、結婚を決めた時の当時の写真があります。1999年5月とあり、随分懐かしい写真です。結婚したのが8月なので、13年目にようやく授かったことになります。普通なら、結婚して2,3年目くらいするとおめでた。なんていうのが平均的なだろうけれど、私たちの場合は、そうではなかった。
本当のところ、もう子供には恵まれないのではないかと諦めた時期もありました。二人で少しの贅沢をしながら、仲良く暮らして行ければそれも楽しい人生じゃないかと。

それでも、医者に通いながらサトが頑張ってくれました。仕事が終わってから、大阪まで通う日々。体に針をさしたり、手術をしたりと、治療に費やした労力は半端なものじゃなかったでしょう。本当に感謝の気持ちしかありません。本当にありがとう。面と向かっては言えないので、ここに備忘録で書いておきます。

そして、昨日を迎えることができました。計画分娩で朝入院をしてから、丸一日。出産記録にも書きましたが、私は付き添っているだけ、してあげられることは、いきんでいる時に一緒に深呼吸をしてやること。お茶を飲ませてやること。あとリップクリームを塗ってやること。そんなもの。そんな私はさておき、サトがここでも頑張りました。母は偉大です。痛い痛いと言いながらも、新しい命と引き合わせてくれました。

我が子が目の前に現れた時は、何故だか涙があふれました。どうしてだかはわかりません。ただ、自分の腕の中に小さな命がありました。真っ赤な顔をして、ただ泣いているだけの。その様を見ていると、期待と不安が入り混じったそんな気分になりました。
父親の自覚?どうなんでしょうか?
サトは既に、お腹にいるときから母親の顔になっているようでしたが、とんと私の方は、父親になるという事がどんな事なのか、正直、まだよくわかっていません。恐らくそれがわかるのは、まだ先のことなのでしょう。それでも今日が父親一日目です。素晴らしい門出にしてくれた妻に、一言。
本当にありがとう。