なでしこW杯優勝

17日の早朝に多くの人が感動したのではないだろうか?無論、私も朝の3時半からTVを見ていた。正直、女子サッカーなんて、興味も無かったし、今まで見たこともなかった。ほとんどの人がそうだっただろう。そして、日本中が感動した。1週間たった今でも、なでしこフィーバーは止まらない。TVでは特集が目白押し、女子サッカーの観客動員数が記録的な数字を出している。それほど、感動的なW杯だった。私も準々決勝でドイツを破った試合を見てはいない。準決勝のスウェーデン戦と決勝のアメリカ戦しか見てはいない。スウェーデン戦が完璧だったため、優勝できるとふんでいた。しかし、決勝の前半15分で、その読みは打ち砕かれた。アメリカの実力も知らなかったからだ。冷静に見て、アメリカは日本よりも強い。テクニックは日本が上だろうが、それを上回るパワー、高さ、スピードがあった。ひとつ間違えると、日本は前半で3点は失点している。延長後半の澤の奇跡の同点弾のあとも、決定的なピンチがあったが、アメリカのシュートは枠を外した。気持ちが悪いくらいだった。何かの力が働いている。そう感じざるを得ない結果となった。そして、PK戦では圧倒的な結果で日本が勝った。そんなW杯決勝だった。この奇跡的な結果をマスコミはこぞって取り上げている。われわれの心に刻み込まれた感動を利用するかのように連日、特集が組まれている。残念ながら、なでしこの賞味期限はそう長くは続かないだろうが、女子サッカーのレベルが予想以上に高く、見ていて面白いということに気づかせてくれたという意味では、今回のなでしこは、歴史的な偉業をなしとげたのではないだろうか。少なくともサッカーを好きな人には非常に大きなショックを与えてくれたはずだ。そして・・・、男子サッカーにはとてつもなく高い壁になったことは言うまでもない。