ぺぺのお見舞い

ぺぺが癌だと診断されて、どれくらいの月日がたっただろう。3年?今日、お見舞いに行く前にぺぺにあったのは、昨年のいつだったろう?おそらく、3,4ヶ月前だ。その時は、普段どおり、テキパキ動き、周りに気を使ういつもの元気な姿だった。調子が悪かったとしても。。。病とは人をこんなにも変えてしまうのか?それとも、治療が変えてしまうのか?今まで、私も何人か癌の人を見てきたので、心の準備はできていた。ただ、残念で仕方がない。私の顔をみるなり、いつもの対応で迎えてくれ、人に茶菓子を進めるいつものぺぺがいた。ただ違っていたのは、動けなくなるまで随分と痩せてしまったことと、声が聞き取れないくらいに小さくなってしまった点だけだ。そして別れ際に、一際声を絞り上げ、ありがとうと。そこにも、周りに気を使ういつものぺぺがいた。