ハウルの動く城

はてさて、困ったものだ。いわずと知れた劇場公開中の宮崎ジブリの最新作を拝見しての感想だ。なんとも消化不良の状態。反戦と愛が主なテーマなのだろうが、いつの間にかエンディングを迎えてしまった感がある。そう、盛り上がりに欠けるのだ。映像自体は悪くないのだが、私がひっかかるものは、おおむね次のような所。
1.賠償千恵子の少女は違和感大
2.いつもながら、獣に人の顔をくっつけるのがなんとも滑稽
3.鳥の動きが違和感大
評価できるのは、
1.マルクル面白い(声優さんもばっちり)
2.美和の魔女もばっちり、キムタクも違和感なし
3.いきなり90歳の感覚になるところは面白い
ってな感想だ。ジブリ作品でいうと、ナウシカラピュタの流れの作品なだけに、2つの傑作と比較すると、随分と落ちてしまう。原作を読んで見たいものだ。おそらく、2時間では盛込め無いような作品のような気がする。ちなみに劇場では見ていないが、千と千尋は抜けないだろう。残念!切腹