ペイ・フォワード

この前のキャスト...につづき、ペイフォワードをビデオで見た。感想としては、オスメント少年の演技は見事。ってことくらいかな。それ程、悪くは無いのだけれど、この手の題材は、ベストセラー本にありがちな内容だ。そのため、ちょっと、ありきたりというか、飽きたというのが本音のところ。例えて言うならば、オグマンディーノの「この世で一番の奇跡」とスペンサー・ジョンソンの「チーズはどこへ消えた?」を足して2で割ったような内容なのだ。確かに、日常生活を振り返ると、新しく挑戦することや生活を思い切って変えることに臆病になっているなあと、思い当たるところは大きい。また、我が物顔で振舞う若者達(最近は、おやじにも言える事だが)を注意できないことも、思い当たる節がある。なるほどね。と考えさせられる映画であることは確かではあるが、最後にオスメント少年を殺してしまっては、いささか、押し付けがましくなってしまった。面白く見ることが出来ない映画として、印象に残ってしまった。残念ではある。