プラハ5日目

21日
01:15
 サトが気分が悪いと言い出し、まもなくトイレで嘔吐した。
 看病をするも、とても苦しそうだ。薬を飲んでもすぐに吐いてしまう始末。
 水を飲ませて少し横にするようにした。
04:55
 再び、嘔吐をするようになったので、ドクターを呼ぶことにした。
 損保ジャパンへ電話をかける。帰国が今日のフライトであるため、今すぐに見てくれる
 病院がないか?もしくは、往診してくれる医者がいないかを探してもらう。
 キャッシュがないために最悪、カード払いになることも告げる。
 損保ジャパンのコールセンターはイギリスに繋がるようだ。最初に保険番号(契約証番号)と
 被保険者氏名、担保額を聞かれる。担保額は海外旅行保険契約証兼保険料領収証の表面には
 書いておらず、契約タイプならわかると伝える。それでも限度額がわからないようだった。
 電話をかけ直すとのことで、ホテルの電話番号を求められるが、代表しかわからなかったので、
 サトの携帯電話番号も告げた。私の携帯電話は充電切れだったからだ。
05:25
 しばらくして、損保ジャパンから電話がかかってきた。
 ホテルに電話をしたが、誰も出なかったので携帯電話にかけたという侘びを含めて、
 往診してくれるドクターが見つかったとのこと。
 難しいかもしれないと言ってたので、これには少々驚いた。
 再度、限度額がわからないので保険が利くかどうかわからないとの説明を受けた。
 なんでやねん!と思ったが、話をしている内に、契約証番号を間違って聞き取っていたことがわかった。
 正しい番号をつげるとともに、待っている間に契約タイプから、治療救援費用の限度額が1000万円であることが
 わかったので、そのことを告げる。再度、ドクターを派遣してよいかという確認される。
 1時間ほどで到着するということだったので、お願いした。損保ジャパンからは、支払い方法を再度ドクター
 に確認し、折り返すとのこと。また、しばらくして損保ジャパンから電話があり、ドクター派遣をしたとの連絡を受ける。
 ドクターは現地払いでお願いしたいとのことで、一旦立替をし、後日、請求の手続きを教えてくれる。
 必要なのは、契約のしおりの最後に挟んである費用請求書とレシートだという。
 費用請求書には診断書のページがあり、そこにドクターに病状を記載してもらう必要があるとのこと。
 レシートは、カード払いの控えでよいかを聞いたところ、できればレシートをもらってほしいとのこと。
 ひとまず、電話を終わりドクターの到着を待つことにした。
 このやりとりは、早朝ということもあって、私たちが泊まっているホテルには常駐の人はおらず。
 また、小さなホテルなので、入り口の鍵も私たちに預けられている。そのため、ホテルの人を頼ることが
 できなかったので、少し苦労を伴った。
06:20
 ホテルの人がやってきた。30歳くらいの少し舌足らずの女性。とても親切だった。
 妻が気分が悪く、ドクターを呼んでいることを告げる。もうすぐ来てくれる予定だということも告げる。
 すると来たら呼んでくれ、何か必要なことがあれば言ってほしいとのこと。
 これで、ひとまず、ドクターが来てもホテルに入れないという心配はなくなった。
06:50
 ドクターがこないので、損保ジャパンへ電話をかける。担当者は離籍だが、30分ほど前に
 ドクターがホテルU rakaを見つけられず電話がかかってきており、担当者と話をしていたとのこと。
 ドクターがインターネットを駆使しなんとか探すといっていたらしく、もう少し待ってほしいと言われる。
07:00
 ドクター到着。症状や症状が出始めた時間、昨日の食事などを問診されたのち、のどを視診、腹部を触診。
 女性のドクターだ。食事が原因っぽい。食あたり?一日は安静にしていなさいと言われたので、本日帰国しなくては
 ならない旨を伝える。すると、大きなキャリーバックの中からいくつか薬を出してくれる。
 おそらく、おなかの調子を整える薬と下痢を抑える薬が2種類とミネラルの栄養剤とのこと。
 あと、発熱していたので解熱剤を探していたようだが、なかったようで、熱を下げるならアスピリン
 ホテルにもらうとよい。とのこと。あと、食べ物はとらずに、コーラを飲むとよい。もしくは、水。
 少量を何度かに分けて摂取すること。といわれる。
 さとの症状も吐き気が収まり、少しはよくなったようだ。
 カードで支払いをし、問診表を書いてもらいドクターは帰っていった。
 診察料はKc7200だった。損保ジャパンから聞いていたのがKc7000くらいだったので、少し多めに薬をくれたというところか。
 それにしても、助かった。保険の威力はすごいと感じた。電話でのやりとりの中で、損保ジャパンか?
 と、聞かれたことがあったので、各保険会社から委託されているのだろうが、この保険会社のオンラインサービスが
 なければ、自力でドクターを早朝に手配はできない。保険は入っておくべきだ。
08:30
 サトの熱も下がってきた。シャワーを浴びて、荷物の整理。
09:15
 朝食を一人で済ます。ホテルの人がさとのことを心配してくれ、ホットウォーターを用意して
 くれる。ダージリンを選んで、彼女に部屋まで持っていってもらう。
10:20
 チェックアウト。メールで事前にもらっていた110ユーロ×2、送迎30ユーロと冷蔵庫のミネラルウォーター
 が料金に含まれていた。カードで支払いを済ませる。カウンターに男の人がおり、その人がドライバーだとのこと。
10:30
 ホテルを出発。
10:50
 空港に到着、チェックインを済ませる。
 ・・・
 帰りと全く逆ルートで帰国。
 サトは、ドクターに言われたとおり、少量の水を何度かにわけて摂取していただけだったが、
 症状が悪化することなく、無事に帰国ができた。