恐るべし、鮒寿司

昨日から、滋賀のこんぜの里に泊まっていた。今日は、朝から雨だった。10時にチェックアウトをし、とりあえず、ロイホでコーヒーを飲みながら、今日の予定を考えることになった。で、結論が、あの滋賀の珍味!?鮒寿司を食べよう!ということになったり、途中、橋を超えたところのオートテニスに寄り、皆でバックハンドの練習をしてから、栗東方面にもどり、湖岸沿いの鮎屋に向かった。初めて鮎屋にいったのだが、すごく大きな店だった。お土産を買うには十分だ。観光バスも沢山とまっていた。中には、甘露煮、こぶ巻き、佃煮、といった川魚の惣菜や漬物、菓子類などが沢山売られていた。私は、土産に鮎の昆布巻き(600円)と、かもロース(340円)を購入した。もちろん、鮒寿司もY本が購入済みだった。噂には聞いていたが、初めて鮒寿司というもの手にした。35cmくらいの子持ちの一匹まるまま真空パックで、32000円の表示だった。随分と高価なものなのだ。我々は、10切れくらいの切り身のもの(3000円)を選択した。昼飯にうどんを食べてから、湖岸沿い駐車場で皆で食べた。なんとも、恐ろしいにおいだとの前評判だったこともあって、実際に経験したところ、それほどの抵抗はなかった。くさいが、なんとか我慢できるレベルだ。チーズ味のカールと、ヨーグルトと、釣り帰りに手についた魚のにおいをブレンドしたようなにおいだ。どちらかとうと、においよりも味が少しきつかった。卵の部分は、食べることができる。が、魚の部分が私にはちょっとつらい。すぐには、噛み砕くことができなくて、いつまでも口の中にいるのだ。さらに、噛めば噛むほど、風味が増す。さすがに最後は、コーヒーで流し込んだ。やはり、この食材は、我々が企画した通り、罰ゲームになりえるだけの実力を十分に持ち合わせていた。テラだけは、最後まで拒否をしつづけたが、あとは皆、多かれ少なかれ食べた。しかし、誰一人、デリシャスと言う者はいなかった。しかし、良い経験をした。その後、解散したのだが、帰りの車の中で、私の手についたにおいは、3時間かけて家に帰り、風呂に入るまで離れることはなかった。恐るべし、鮒寿司だった。