二次平成30年事例Ⅳ(二回目)44点

第1問
経営分析は、売上高営業利益率が悪い、理由は労働集約的で人件費、委託費がかかるため。
あとの流動比率と有形固定資産回転率のよし悪しの理由が与件文から抜き出せない。
自己資本比率と有形固定資産は、借入金が少ない、土地建物を多く保有、を理由としてよし。
第2問
(1) WACCの公式はOKだが、資産に対して要求されるCFの計算方法を理解できていない。
→要求CF=純資産✕WACC
(2) 増加CFの計算は、収入ー費用で利益だして税金マイナスし非資金費用をプラスするだけでよいのか?
→よい。費用の中に非資金費用がある場合、節税効果が得られる。
(3) CFが一定成長する場合、資産価値の計算方法が理解できていない。

第3問 
(1) 変動費のは売上の伸び率をかける。であってる?
→あってるが、外注費7%増加を計算した値にも売上の伸び率をかける必要がある。
(2) 営業拠点を開設する際の固定資産への投資規模と費用構造の特徴について述べよ。
固定資産の投資規模は何を述べる?費用構造は何を述べる?
営業所開設は賃貸なので投資額はそれほど発生しない。効率がよい。このことを述べる。
変動費の割合が上昇、固定費の割合が低下。このことを述べる。

(3) 営業所開設がD社の成長性に及ぼす当面の影響、将来の見通しについて説明せよ。
当面はOKだが将来的にはNGもしくは、当面はNGだが将来はOKのどちらか?
→ 当面はOKだが変動費率が高いので将来的に成長は鈍化する。
1回目:18点
2回目:44点


第1問
(1) 安全性が低い指標としては、自己資本比率もしくは負債比率を記載すべき
(2) 借入金が少なく資本の安全性は高いが土地・建物を多く保有し効率性が低い上、販管費が多く収益性が低い。

第2問 
(1) 要求CFの公式は、「企業価値✕WACC」 企業価値総資産≠純資産。
(2) (収入ー支出ー非資金費用)✕(1-0.3)+1=3.80
  吸収合併によって増加した資産、負債に対する要求CF6.27百万円と比べ、実際の増加CFは3.8百万円と少ないため、企業価値向上につながらなかった
(3) 成長率g とすると、資産=FCF(1+g)/(WACCーg)

第3問
(1) ((782✕1.07)+232+33)✕2053/1503=1504.905.....

(2) 
建物、土地の増加が少なく固定資産への投資規模は小さい。費用構造は、外注費の割合が高く固定費の割合が低い特徴がある。

(3)
当面は、売上と営業利益の増加で好影響である。営業拠点のさらなる開設で成長が期待できるが、変動費率が高いため成長は鈍化する。

第4問 D社が受注したサポート業務にあたる際に業務委託を行うことについて、同社の事業展開や業績に悪影響を及ぼす可能性があるのはどのような場合か。また、それを防ぐにはどのような方策が考えられるか説明せよ。
委託先のサービス水準の低下により、顧客満足度が低下する恐れがある。人材の教育、育成を行い、委託先を定期的に監査して、サービス水準を維持する。